Nishida Koji ブログアーカイブ

No.73 「環境」

hitorigoto

人間は生物である。生物は環境に適応する本能を持ち合わせる。つまり、我々人間は環境によって如何ようにも育つ。
「鉄は熱いうちに打て」
若ければ若いほど、その環境に良く馴染む。

以下は、ときあるごとに学生たちに伝える言葉だ。
「自分が尊敬する人は、絶対に放すな」
「自分の理想とする環境を見つけ、その場に身を置け」
「自分にその器がないと思っても、そのポジションに就け」

生物である人間の適応力というのは、その想像を遥かに超える。
尊敬する人と接すると、憧れと共に少しでも近づきたいと願う。人を観察するアンテナが高くなる。
理想の環境に身をおいた当初は、自分の腑甲斐なさばかりが目立つ。しかし、辛抱さえあれば、必ずその場に馴染む力を身に付ける。
「課長に昇進したら、課長らしい振る舞いになった」とか、「先輩になったら言動がしっかりしてきた」などという話は、枚挙に遑がない。人は、そのポジションに期待される人物像に近づく。

「しつこく付きまとって、嫌われたらイヤだな」
「周りの人の足手纏いになるのは、気が引ける」
「みんなに迷惑をかけるから止めておこう」

目の前のチャンスを自ら潰してしまっている若者が、何と多いことか。
適応力の力を軽んじている若者が、何と多いことか。
今、経験することが、後々大きな力となって還ってくることを理解できない若者が、何と多いことか。

この文章を読んでいる若者たちよ。
再度、心に刻んでくれ。

「鉄は熱いうちに打て!」

2005年9月
#073 環境