Nishida Koji ブログアーカイブ

No.52 「大人になれない大人たち」

hitorigoto

引きこもり、フリーター、パラサイトシングル、ニート・・・
近年、様々な用語が生まれている。この中には、自分の道を切り拓こうとして、前に進もうともがいている若者も少なからずいるだろう。一方で、自立した大人になることを拒否し続けている者もいる。

なぜ、このような若者が増え続けるのか。
それは、自立しなくても生きていける環境があるからである。そのもっとも最たるもの、それは、「親」だ。

過日、ニートを取り上げた番組を見ていたときのこと。

「子供にはあまり苦労せずに生きて欲しい。だから、子供が一生苦労しないだけのお金を残して死んで生きたい」
という父親のコメントを聞いた。

親の子に対する愛の形が大きく歪み始めている。

生きるとは、生きているんだって実感すること。「生」を「活」かして、生活することだ。

与えられるばかりの環境にいたら、「実感」も「生活」もできる訳がない。与えることは、子供をだめにするってことを、何故わからないのだろう。 
いや、「分かっているけど、出来ない。」 これが真実であろう。

子供をだめにする原因は、必ず親にある。

「子離れ」できない大人たち。。。
大人になれない大人たちとは、実は、今の親たちなのだ。

2003年12月
#052 大人になれない大人たち