Nishida Koji ブログアーカイブ

No.35 「失敗は信頼の元?」

hitorigoto

人は皆失敗をする。失敗を繰り返しながら成長を続けるといっても良いだろう。

「失敗を恐れずに行動しなさい。」
いつもゼミ生たちに言っている。と同時に、失敗した後の行動に気を配るよう厳しく指導している。その行動いかんによっては、信頼を得ることもあるからだ。

先日こんな失敗をしでかした。
「使った場所は、元の状態以上にきれいにして戻す」
西田ゼミ発足以来、徹底させている掟である。
この行為は関係者の信頼を生み、時間外の部屋の貸し出しや、通常使用できない部屋の貸し出しなど、かなりのわがままを聞いてもらえるまでになった。
しかし、残念なことに、先日この掟が破られた。
新入ゼミ生を中心とするグループが、使用した部屋の片付けを怠ったのである。当然担当事務係員からお叱りを受けた。至急ゼミ生を集め、厳しく問い質した。すぐに担当係員に謝罪に行かせた。

放課後、彼らはその部屋の掃除を自主的に行っていた。 

翌朝、その担当係員から次のようなお言葉を頂戴した。 
「先生、今朝部屋に行ったら、ものの見事に掃除されていて、先生のゼミ生さん達の仕業だとわかりました。
それから真摯ある態度で謝罪してもらって、感心しましたよ。 素晴らしい学生さんたちですね。」

「失敗」が「行動」によって、「信頼」を生んでいた。

人は失敗したとき、そのことを包み隠したくなる。そこから逃げ出したくなる。しかし、逃げずに正面からきちんと立ち向かい、非を認め、失敗を償おうと真摯な態度で接すれば、時として信頼を勝ち得ることがある。

ただし、重要なことを忘れてはならない。

同じ失敗は、繰り返せない。
同じ失敗を繰り返してしまったら、もう信頼は取り戻せない。

「使った場所は、元の状態以上にきれいにして戻す」

ゼミ生諸君、再度肝に銘じたまえ。

2002年7月
#035 失敗は信頼の元?