Nishida Koji ブログアーカイブ

No.17 「成人を育てよう!」

hitorigoto

21世紀の幕開けとともに、予想通り、今年も全国にあのニュースが流れた。
成人式における新成人達の目に余る行為である。もちろん一部の人間の振る舞いである。しかし、「成人式」とは名ばかりで、大人になりきれていない若者が増えていることは、残念ながら周知の事実である。

「生物は高等であればあるほど、教育が必要である」
つまり、地球上の生物の中で最も高等である我々人間は、最も教育が必要なのである。
では、我々人間にとって、成人に達する前に必要な教育とは何か?
私は何を置いても「躾(しつけ)」であると信じて疑わない。あのような若者達を目にすると、つくづく躾を受ける環境にいなかったのだと、哀れむ他はない。

人間以外の動物を考えてほしい。それぞれの「社会」で自分の力で生きていけるよう、親は愛情を持って厳しく接する。その子が自分の力で生きていけるように「術(すべ)」を教え込む。人間にあたる「躾」だ。「躾」を怠ることは絶対にない。
「過保護」は、我が子がその社会での「死」を意味することを、本能的に知っているからだ。

私は、約10年間教育の現場にいる。毎日様々な未成年者と接する。
自分が親にもなっていない分際で、何を言うか!
との批判を重々承知の上で、声を大にして申し上げる。

親御さん方、我が子の「躾」をもっときちんとやってください!

「教育の基本は家庭にある」
この単純明快な真実を、21世紀を迎えた今、日本国中で真剣に考えたいものだ。

2001年1月
#017 「成人」を育てよう!