Nishida Koji ブログアーカイブ

No.16 「二十世紀の終わりに」

hitorigoto

日本中が世紀越えで沸いている。キリスト教信者が占める割合が少ないわが国において、ここまで人々の話題になるのも、クリスマス同様に西暦が日本の社会に浸透している証と言えよう。
また、旅券の年月日を例にとってみても、西暦が、一つの世界基準になっているという事実は否めない。
昨年の2000年代への突入を含め、世紀越えを経験するという運命は、確かに稀有なことだ。

さて、世間の少々踊らされ気味な風潮はともかくとして、この世紀越えを機会に、自分の生き方を振り返り、新しい世紀に向けて、人生設計をすることは決して悪いことではない。
皆さんは20世紀における自分の人生を、どのように振り返り、21世紀へつなげますか?

私の20世紀を振り返るに、月並みではあるが、人との「出逢い」の大切さを痛感する。
両親から生を受けた出逢いから始まり、様々な人々に出逢った。
せっかくの機会であるので、 「この方々との出逢いなしではこれまでの私の人生は語れない」
と言える面々を、感謝の気持ちをこめて、出逢いの順に記録に留めておきたい。

・猿渡恒先生(小学5、6年生時担任)
:登校拒否児だった私を、学校好きにしてくれた恩師。
猿渡先生に出逢わなかったら、あのまま学校放棄を続けてい
たかもしれない・・・

・大庭武先生(高校時代のバスケットボール部の監督)
:バスケットボールでの大学進学意向を示した際、「反対!」 と、一喝してくれた恩師。
大好きだったバスケットボールに終止符を打った・・・

・小林明氏(亜細亜大学で出会った職員の方)
:学生時代、氏に出逢った当初、将来の自分の直属上司にな
る運命とは思いもよらなかった。
生涯の憧れ、そして目標。

・横山総三氏
:人生の師と崇拝している方。
外務省在外公館派遣員のオリエンテーションで感銘を受け、
それ以来、常に心の師と仰いでいる方。

・林要一・裕子ご夫妻
:ケープタウン日本総領事館勤務時の上司ご夫妻。
社会人としての基礎を作っていただいた方。
お二人に育てていただいた2年間は、常に私の誇りである。

・衞藤瀋吉氏(元亜細亜大学学長)
:日本が誇る氏の下で5年間の歳月を過ごせたこと、あの情熱、勤勉さ、学識の深さ、そして指導力。
たくさんの感動を与えてもらった。
結婚の際、ご夫妻で立会人を務めていただいた。
衞藤先生に出逢わなかったら、現職にたどり着いていないことは明らかだ・・・

・花岡美智子女史(元亜細亜大学教授)
:教師の師匠と仰ぐ存在。
花岡先生に出逢わなかったら教師になる夢を持たなかったで
あろう・・・

21世紀、私は、指針を示す役割を担うことになる。教員に限らず、「先」に「生」まれた者の使命であろう。
奢った言い方だが、巣立っていく若者たち一人ひとりの出逢いの中に、私の名前が刻まれるよう努力を続ける所存だ。

私と出逢う運命の若者諸君。
「能力はないが情熱では誰にも負けない」
と、自負する者です。
来世紀もどうぞよろしくお願いします。

2000年12月
#016 二十世紀の終わりに